会員登録をされた方、弊社セミナー・個別相談時に会員登録いただいた方はNAN物件情報を含む全てのコラムをご覧いただけます。(入会費、年会費はかかりません)
2024/02/20 不動産ニュース
解決すべき都市課題と再開発建物
西武船橋店は50年以上の営業を経て閉店
千葉県船橋市の都心、船橋駅の南口で再開発計画が進んでいる。再開発の対象地はもともと西武百貨店があった跡地だ。
西武船橋店は2018年2月末に閉店している。閉店の理由は売り上げ不振だ。オープン以来50年に渡って営業を続けたが、売り上げのピークは1992年。
売り上げが下がってしまった理由の1つは、2010年代に入って郊外型の店舗が躍進したことだ。
2012年には船橋駅の北に位置する新船橋駅前にイオンモール船橋がオープン、2013年には船橋から見て南東の幕張新都心で国内最大級のイオンモール幕張新都心がオープンしている。
そのほか、三井アウトレットパーク幕張の増床やららぽーと TOKYO-BAYの改装など、既存の郊外店舗もリニューアルの動きを強める中で、西武百貨店は有効な手を打つことができなかった。
西武百貨店を運営するそごう・西武が全国的に不採算店舗の整理を進めていたこともあり、本館と別のロフト館で営業していたロフトともに閉店することになった(ロフトはその後イトーヨーカドー船橋店内に再出店している)。
なお、西武百貨店は1967年に開業しており、建物が古くなっていたことから解体して再開発を進めることとされている。
解決すべき都市課題と再開発建物の概要
閉店してから方向性が明らかになっていなかった跡地の活用方法についてだが、徐々に再開発建物の概要が判明してきている。
※引用:船橋市
建前にも聞こえるような話ではあるが、再開発は単なる施設の建て替えというわけではなく、都市課題を解決するための手段として行われる。
船橋市が船橋駅南口の課題として挙げているのは主に以下のポイントだ。
課題の解決方法として、船橋市が提示している整備方針は主に以下の通り。
建物は住宅棟と商業棟の2棟に分けて建設される。市が作成した都市計画の資料を見ると、住宅棟は高さ200mのタワーマンションになることがわかる。
※引用:船橋市
タワーマンションの階高は51階建てになるようだ。なお、地上階に近い低層部は建物通り抜け用の通路として利用される。
商業棟は高さが約40mで低層部が商業施設、上層階はオフィスとして利用される計画だ。
また、整備方針にもある通り、低層部にはペデストリアンデッキが整備され、船橋駅の駅舎や商業施設の船橋FACEなど、周辺の建物と接続される予定となっている。
地元からは「タワーマンションを建てても賑わいは生まれない」などの声も出ており、どこまで地元の理解を得られるかも注目点の1つだ。
船橋は千葉県における中心的な都心の1つであり、賑わいの創出を加速するような建物になることを期待したい。
取材・文:
(はたそうへい)
引用元:【千葉県・船橋駅南口、西武百貨店跡地に51階建て高層タワーを含む再開発計画進行中。|不動産投資の健美家 (kenbiya.com)】
弊社のご案内している不動産投資とは?
まずはお気軽にお問い合わせください。
(お申込みの際は「資料請求」にチェックを入れお問い合わせください。資料はメールで送付いたします)
ご覧いただいたコラムに関連したコラムをご紹介。
不動産ニュース
約9割が「部屋探しに防災意識は必要」/R.E.port
2023/08/21
READ MORE
不動産ニュース
杉並区・阿佐ヶ谷駅前北東地区まちづくり、区長交代と地域住民との対話を経てどうなる?/健美家
2024/02/07
READ MORE
不動産ニュース
首都圏マンション、平均購入価格は5,890万円/R.E.port
2023/03/27
READ MORE
不動産ニュース
「幽霊が出た」「電磁波攻撃を受けている」…超大変だけど儲かる「ブラック専門大家の実態」/《参考元:講談社現代ビジネス》
2021/02/13
READ MORE